このページでは、Microsoft Excel の DSUM関数の使い方について説明します。
指定された フィールド を データベース 内から検索して、条件 を満たした部分の数値のみを合計して表示させます。
同じような機能が他の関数(SUMIF関数、SUMIFS関数)にあったような…と思われた方もいるかも知れませんが、少しずつ性質が違います。
SUMIFは、単一条件のみが検索可能で、SUMIFSは複数条件の検索が可能です。DSUMの良いところは、複数条件に加えてAND条件やOR条件で検索ができることです。AND条件・OR条件の詳しい説明は、DCOUNT関数で説明しています。
=DSUM(データベース, フィールド, 条件)
引数 | 必須 | 説明 |
---|---|---|
データベース | 〇 | リストやデータベースなどの検索範囲。 データベースは、行 (レコード) と列 (フィールド) にデータを関連付けたリストです。 リストの先頭行には、各列の見出しが入力されている必要があります。 |
フィールド | 〇 | 合計を求めたい項目を指定します。半角のダブルクオーテーション (") で囲んだ "給与" や "性別" などのような文字列、またはリストでの列の位置を示す引用符なしの番号 (1 番目の列を示す場合は 1、2 番目の列を示す場合は 2) を指定します。 |
条件 | 〇 | 指定した条件が入力されているセル範囲を指定します。列見出しと検索条件を指定するセルが少なくとも 1 つずつ含まれている場合は、検索条件に任意のセル範囲を指定できます。 |
不等号記号 | 意味 | 例 |
---|---|---|
> | より大きい | 400,000より大きい |
>= | 以上 | 400,000以上 |
< | より小さい | 400,000より小さい |
<= | 以下 | 400,000以下 |
= | 等しい | 400,000と等しい |
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