このページでは、Microsoft Excel の OFFSET関数の使い方について説明します。
「セル参照」に指定したセルを基点として、指定した「行数」と「列数」だけ離れたセルの参照を返します。高さと幅を指定すると、単一のセルはなく、セル範囲の参照を得ることができます。
扱っている表のデータが可変する(どんどん増えていく)場合などに、他の関数(下記は、SUM関数)と組み合わせると何度も関数式を変える必要がなく、効果的です!
=OFFSET(セル参照, 行数, 列数 [, 高さ, 幅])
引数 | 必須 | 説明 |
---|---|---|
セル参照 | 〇 | 基点となるセルまたはセル範囲を指定します。セル範囲を指定した場合は、その左上のセルが基点となります。 |
行数 | 〇 | 基点となるセルから下方向に何行離れているかを指定します。 |
列数 | 〇 | 基点となるセルから右方向に何列離れているかを指定します。 |
高さ | 戻り値として返すセル範囲の行数を指定します。省略すると第一引数で指定したセル参照と同じ行数が指定されたとみなされます。 | |
幅 | 戻り値として返すセル範囲の列数を指定します。省略すると第一引数で指定したセル参照と同じ列数が指定されたとみなされます。 |
行位置と列位置からセルアドレスを求める。
通常のSUMIF関数で表の範囲を指定すると、表の大きさが変わったときに毎回表の範囲を指定しないといけない。
表の大きさが可変する場合は、OFFSET関数を使うと指定が一回で済むため便利!
8