東京都の新型コロナウィルス感染症対策サイトを参照すると、以下のようなグラフに最近変わっているのを気づきましたので解説します。今までは、新規陽性者数の図に加えて、「7日間移動平均」の線が追加されていることがわかります。曜日によって、PCR検査数が違うので正確な感染状況の傾向が分からないと避難されていましたが、これなら過去7日分の平均なので、曜日の検査能力キャパの問題がなくなります。ということで、今回はこの図を描く方法を解説します。
厚生労働省のホームページより、日毎の陽性者数のオープンデータをダウンロードします。
ダウンロードされたCSVファイルをエクセルで開きます。
エクセルのオプションより、アドインを選択します。
管理メニューより、Excelアドインを選択します。
分析ツールにチェックを入れて、OKを押します。
そうすると「データ」タブの右端に「データ分析」が追加されます。
「データ分析」をクリックし、分析ツールの中から「移動平均」を選択し、OKをクリックします。
入力範囲には、B列のデータを選択(期間は後に調整可能)、先頭行をラベルとして使用にチェックを入れ、区間を今回は7日間の平均なので、「7」とします。
出力先には、C列とします。また、最後にグラフを作成をチェックを入れることによって、自動的にグラフ作成してくれます。
作成されたグラフが次の通りです。オレンジ色が「7日移動平均」です。
日付の範囲が、日本で初めて新型コロナ感染者を確認した日からになっているため、最近のデータは非常に下降状態にあるかのように見えます。
新型コロナウィルス感染症対策サイトのデータ範囲に合わせてみましょう。
X軸が日付になっていないので、データ範囲を修正してあげます。グラフ上で右クリックをし、データの選択をクリックします。
グラフデータの範囲を、デーブルの範囲に設定します。
グラフのX軸が日付に変わったのがわかります。
系列1、系列2となっているのを、それぞれ「陽性者数」、「7日移動平均」に変更します。
グラフ上で右クリックをし「データの選択」をクリック、凡例項目の「編集」をクリックして、系列名をそれぞれ変更します。
これで、完成です。といいたいところですが、最後に陽性者数のグラフを縦棒のグラフに変更しましょう。
グラフ上から右クリックして、「系列グラフの種類を変更」を選択すると、系列毎にグラフの種類を変更できます。
陽性者数を「マーカー付き折れ線」から「縦棒」に変更し、OKを押します。
これで完成です!
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